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ブログ再開しました!


by kanjokyoiku

博論執筆の日々

襲ってきた21箱の段ボールもサクっと片づけて、ようやく本格的に博論モード。一日1000 wordsを目標(あくまでも目標!)に、文字通り朝から晩までガッツリと書く(人に会いにいく日はちょっと書くペースが落ちるけど)。朝型モードに切り替えた事もあって(といっても、今日はブログを書いていて少し夜更かししてるけど^^;)、仕事も非常に充実している。妻のとんちゃんによる私の仕事への理解をはじめ、こうやって頑張れる環境があるのがとても嬉しい^^18日に博論の第1章(ドラフト)の〆切があるので、それまでにどれだけ今まで自分が学んできた事を書ききれるかが勝負だ。

提出日の18日には、書ききったものとその時点における10個の課題(私の論文の弱点10個)を師匠に提出する予定(もちろん、いかなる仕事にも優先順位が存在するため、自らが設定した10個の課題を克服するうえでの優先順位とその優先順位をつけた理由を添えたうえで提出する)。そして、その10個の課題を何が何でも来月の18日までに克服して再提出する。

博論の指導教官と博士課程の大学院生のコミュニケーションのあり方には、いろんなタイプがあると思うけれど、私の場合は「私よりもはるかに優れた師匠からの指導は本当にありがたいけれど、浅学非才の研究者だとはいえ自分の力でやれるところまではやりたい」という強い気持ちがあるため、師匠たちとのコミュニケーションは、常にこちらが必要なときに仕掛けていく感じ。師匠が迷惑するくらいガツガツと指導を仰いで「教育」してもらうスタイルというよりは、自分で試行錯誤しながらやっていく方が自分のスタイルとしてあっている気がする(完成した論文の出来に関して言えば、「無駄」がないぶん前者のタイプの方が概していいのかもしれないけれど・・)

・自分で〆切を設定して、それを死守する(いわゆる「有言実行」)
・自分で自分の仕事の問題点(自分の弱点)を10個挙げて、それを潰していく(もちろん〆切をつける)
・その際、課題を片づける優先順位の理由(とできれば、課題を片づけるのに必要とされる時間)を添えて提出すること。

自分の挙げた問題点が、師匠の目から見てあまりに研究の本筋とはかけ離れたものだったりしたら、師匠は「この問題点を克服する必要は(今は)ない」とちゃんとツッコんでくださるだろうし、私のつけた優先順位がおかしいように見れれば「ささいな問題に優先して取り組もうとするのではなく、もっと重要な別の問題に(今は)取り組みなさい」とツッコミをいただくことができる(そこでまた「え。なぜ、それがささいな問題だと師匠はお考えなんですか?」などと師匠との対話が始まると、結果として私自身も(そして師匠も)学べることがあったりする。こういった偶然からの学びの機会こそが大学での研究・学びの醍醐味なんだと思う)。またラッキーな場合、私が挙げた課題によっては「この課題を克服するために、今あなたが読むべき論文は●●と△△だ」という直接的な指導がいただけることもあったりする(←これは師匠が忙しくなかったら、という前提)。

私のような指導教官とのコミュニケーションのあり方を好まない先生(生徒に振り回されたくない先生とか?生徒を限界まで追い込んじゃおうというドS系管理型の先生とか?)もいると思うので、私と師匠方とのコミュニケーション・スタイルは一般化することはできないと思う。けれど、このようなコミュニケーションのあり方で今のところやって来れていることから鑑みて、師匠たちは米国から遠く離れた日本で研究している私を少なくとも信頼・応援してくださっていると信じている。先生方の期待に応えるためにも、先生方に定期的にレポートをしながら、少しでもいい論文を書いていければいいなと思う。今、こうやってブログを書いていて「アネンバーグに入ってよかった」と改めて思った。頑張ろう。
by kanjokyoiku | 2014-08-10 01:22 | 日常雑記