年末感のない年末@ちょっと風邪気味
2013年 12月 28日
ちょっと風邪気味。なかなかブログを更新できなかったけれど、改めて今学期にマニュエル・カステル先生とサンドラ・ボール=ロキーチ先生の講義を受けることが出来てよかった(最後のコースワークの成績もストレートAで終わることができた)。アネンバーグでもいろんな先生の講義を取ってきたけれど、この2人の講義はそのなかでも間違いなくトップレベル。毎回、知的興奮の連続だった。
カステル先生の講義については以前触れたので、ボール=ロキーチ先生の講義についてちょっと書いておく(グーグルで先生の名前を検索してみたところ、日本語でボール=ロキーチ先生の業績があまり紹介されていない・・・なぜだ???)この先生の専門は社会学/メディア学。Media systems dependency theory (MSD:「メディアシステム依存理論」)やMSDを発展させたCommunication Infrastructure theory (CIT:「コミュニケーション・インフラストラクチャー理論」)を提唱した研究者として知られている。ボール=ロキーチ先生はわが師グロス先生(培養理論の提唱者 with ジョージ・ガーブナー)とともに60年代から「暴力とメディア」などの問題について取り組んでこられた。先生の映像はコチラ。日本語ではまだ紹介されていない(2013年12月28日現在)「コミュニケーション・インフラストラクチャー理論」についてボール=ロキーチ先生が解説されているのでぜひご覧ください^^
ボール=ロキーチ先生からは、改めて古典から学ぶことの重要性を教わった。インターネットやソーシャルメディア、こういった新しいメディアが誕生してメディア環境が変化するにつれて、あたかもインターネット誕生以前に書かれたメディア学の論文は「過去の遺物」だと言わんばかりに、若い世代の研究者の目は比較的新しい研究に向かいがちだ。けれど、人間のコミュニケーションの作法というのは新しいメディア環境によって変化する部分もあれば、変わらない部分もある。先生から「あなたの研究にはこの本がおススメ」と薦めていただいた古典をガツガツと読むことを通して、これから博士論文研究を進めていくうえで大切なものの見方を教えていただいた気がする。
という感じで先生から教えていただいた本をガツガツ読みつつ、原稿+ゲーム。来週も〆切2件(←年明け)。こんな年末もいいですな^^
カステル先生の講義については以前触れたので、ボール=ロキーチ先生の講義についてちょっと書いておく(グーグルで先生の名前を検索してみたところ、日本語でボール=ロキーチ先生の業績があまり紹介されていない・・・なぜだ???)この先生の専門は社会学/メディア学。Media systems dependency theory (MSD:「メディアシステム依存理論」)やMSDを発展させたCommunication Infrastructure theory (CIT:「コミュニケーション・インフラストラクチャー理論」)を提唱した研究者として知られている。ボール=ロキーチ先生はわが師グロス先生(培養理論の提唱者 with ジョージ・ガーブナー)とともに60年代から「暴力とメディア」などの問題について取り組んでこられた。先生の映像はコチラ。日本語ではまだ紹介されていない(2013年12月28日現在)「コミュニケーション・インフラストラクチャー理論」についてボール=ロキーチ先生が解説されているのでぜひご覧ください^^
ボール=ロキーチ先生からは、改めて古典から学ぶことの重要性を教わった。インターネットやソーシャルメディア、こういった新しいメディアが誕生してメディア環境が変化するにつれて、あたかもインターネット誕生以前に書かれたメディア学の論文は「過去の遺物」だと言わんばかりに、若い世代の研究者の目は比較的新しい研究に向かいがちだ。けれど、人間のコミュニケーションの作法というのは新しいメディア環境によって変化する部分もあれば、変わらない部分もある。先生から「あなたの研究にはこの本がおススメ」と薦めていただいた古典をガツガツと読むことを通して、これから博士論文研究を進めていくうえで大切なものの見方を教えていただいた気がする。
という感じで先生から教えていただいた本をガツガツ読みつつ、原稿+ゲーム。来週も〆切2件(←年明け)。こんな年末もいいですな^^
by kanjokyoiku
| 2013-12-28 23:35
| 日常雑記