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ブログ再開しました!


by kanjokyoiku

>亮くん

コメント欄にコメントしてくれた種谷道場師範への返事を書いたのだけれど、「文字数を1200字以上削らないとコメント欄に掲載できません」と言われたので、ここに掲載します。ありがと。

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>亮くん 

っていうか、まず言わせてください。4段じゃないですか!!!!!いつの間に、そんな昇段してたのよ。おめでとう!

亮くんのコメントにだいぶ、励まされました。ありがとう。どうしても、「被災者の方→日本にいるけれど直接の被災を逃れた方→私のような海外で何不自由なく暮らしている人間」という階層みたいなものが自分の中で出来上がってしまっていた時期があって(すぐに終わったけれど)、「私のような人間が何をできるのか」って考えて煮詰まりがちになることが多かったです。「被害者のために」とか被害者を代弁するのも白々しいし、「日本のために」と意気込んだところでここは、太陽の燦々と照り輝くロサンゼルス。。。日本で被災されている人の気持ちを極力共有しようと、無理とは知りながらもテレビやインターネットなどにどっぷりつかってました。煮詰まったときはさんさんと輝くロスの照り輝く太陽までムカついてきたりして(笑)

私の師匠筋に鶴見俊輔先生という先生がおられます。その先生は太平洋戦争が始まった時に米国のある大学で学生生活を送られていたけれど、日本は米国との戦争に負けるとわかっていながら、帰国を希望して戦争勃発直後に交換船で米国から日本に帰国されたそうです。先生が戦争に負けるとわかっていながら、なぜ帰国されたのかというのはわからなかったけれど、この地震で先生の気持ちがなんだかわかりかけた気がします(ちなみに先生は「負ける側にいたかった」という言葉を残されているんだけれど、これはまだちょっとよくつかめてない)。

ニュースを冷静に見ていると、「希望」とかそういった言葉すら空しくなるほど悲しいニュースが流れてくるけれど、亮くんの言うように一人一人が本分を尽くすことで、光が見えてくる気がする。

今はソーシャルネットワーキングメディア(ツイッターとかフェイスブックとかです)もあるので、日本にいなくても日本にいる人とコミュニケーションが出来るし、メディアが伝えなくても自分がメディアとなって日本のニュースや自分の意見を国内外の人に伝えて、意識喚起も出来る(今は米国でも日本の原発などのニュースが大きく取り上げられているけれど、これから2週間後にはたぶんニュースの量もかなり減ってくると思う。しかし、ちょうどその時期くらいに被害の全貌がじわりじわりと見えてくるわけで、それからが復興のための勝負だと思ってる。日本の復興には、どれだけ長く世界中の関心を引けるかということが死活的に重要。)

私の専門はコミュニケーション学なので、このようなツールを駆使して、少しでも被害を受けてしまった方々に支援のできるようなことをやって行こうと思います。ありがとう。復興には長い時間がかかるだろうけれど、これは我々の世代に課された使命。お互い、国境は離れていても本分を尽くして「一致団結」でがんばっていこう^^
by kanjokyoiku | 2011-03-17 02:22 | 日常雑記